メニュー

胸焼け (逆流性食道逆炎)

増えてきた現代病・胸やけ

脂っこいものや甘いものを食べたとき、みぞおちから胸の下あたりが「ちりちりと焼けつく」ような感じがしませんか?食べすぎたあと、胸のあたりがしみる感じはしませんか?酸っぱい水が口の中まで上がってきませんか?のどがつまった感じが続くとか、朝起きると口の中が苦いといったことはありませんか?こんな症状がつづくときは、『逆流性食道炎』の疑いがあります。

逆流性食道炎とは胃液などが食道に逆流し、食道の粘膜がただれたり、はがれたりする病気です。食生活の欧米化や肥満者の増加などにより、最近、日本人にも増えてきました。ある調査では胃カメラ検査を受けた人の11.8%~16.3%にみられたそうです。
老化などによって胃液の逆流を防ぐ食道下部の括約筋の働きが弱まることや、肥満などで腹圧があがり胃が圧迫され胃液が逆流しやすくなることが、原因といわれています。さらに、食べすぎたり、脂肪の多い食事をとることで胃の働きが悪くなり、胃に内容物がいつまでも残って逆流が起こりやすくなります。
逆流性食道炎は、胃酸の分泌を抑えるお薬による内科治療が基本ですが、生活上の注意を守ることで症状はかなり抑えられます。香辛料などの刺激物のとりすぎにも注意しましょう。
まず食べ過ぎないこと。おなかがいっぱいになりますと食べたものが簡単に戻りやすくなりますので、腹八分目にすることが大事です。逆流は寝ている間に多いので夜食もしないように。食事の内容としては、脂肪の多い食物や甘いものは、胃の動きを鈍らせるので控えめにします。アルコール、たばこ、コーヒーや香辛料などの刺激物のとりすぎにも注意しましょう。
ストレスは食道の働きを弱めます。ストレスがたまらないようにしましょう。腹圧を上昇させる肥満や便秘にならないよう努力してください。ベルト、ガードルなど、おなかをしめつけるものはやめましょう。また草むしりなどの前かがみの作業は、長時間続けないようにします。横になると胸やけがする場合には、高めの枕や座布団で上半身を高くして休んでください。
逆流性食道炎は、再発しやすい病気です。症状がよくなっても、生活習慣と食事に気をつけ、お医者さんの指示に従って検査・治療を受けましょう。

控えた方がよい食べもの

脂っこいもの 天ぷら
フライ
ステーキ
甘いもの ケーキ
チョコレート
甘味和菓子
香辛料 唐辛子など
酢っぱいもの みかん
トマト
パイナップル
その他 コーヒー
アルコール
タバコ

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME